独学派データベース >> 学問・受験 >> 「英語⇔英語」 >> 2:語学学習(英語)の基本はリスニングにあった!


2-3:やってはいけない!翻訳型英語勉強法


■前のページで翻訳型英語勉強法とそうではない勉強法について書きました。私は、中学以来翻訳型英語勉強法を教わってきて、それを忠実に実行してきたのです。その結果が英語がまったく出来ないという結果でした。


■ここで翻訳型英語勉強法の一例を紹介したいと思います。これは私が取ってきた究極の愚法です。決してまねしないでください(笑)


■私はひたすら洋書を英和辞典で翻訳し続けるという暴挙ともいえるような勉強法(×)を取ったことがありました。当時ハリーポッターが面白くて読んでいたので、せっかくだからハリーポッターの洋書を読んでみようと思い、洋書を買いました。そして第一巻の「賢者の石」をまるまる1冊ひたすらに英訳して、翻訳本の訳と合ってるか確認する(×)という方法を続けたのです。


■ハリーポッターをひたすら英和辞典で単語を訳し、自分なりに日本文を作って、それを日本語で書いてあるハリーポッターの本と照らし合わせて確認すると言う勉強法でした。




・・・結論からいいますと、
丸々1冊全部翻訳して勉強したのに、
ほとんど英語が出来るようにならなかったのです!(×)


■ハリーポッターの第一巻の賢者の石をまるまる1冊ひたすらに英訳する勉強というのはかなり骨が折れる作業です。300ページほどある結構分厚い本ですからわからない単語ばかりで、非常に困難な作業です。しかも当時、貧乏で電子辞書を持っていなかったので、なんと紙の英和辞典でひきまくる(△)という暴挙に出ていたのです。


■結局この勉強法のおかげで、後々に紹介する英語を英語のまま理解するという脳の神経回路の構築(○)に反した間違った脳の神経回路、つまり、英語を日本語として理解する脳の神経回路を構築(×) してしまい、ますます英語が出来ないということになってしまったのでした。


■確か半年から一年はこの作業に費やしたと思います。全く莫迦な勉強法でした。大いに時間を無駄にしました。

■翻訳型の勉強方がよくないというのは、ドイツ語、英語、フランス語、オランダ語、スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語、イタリア語、ギリシア語、ラテン語、ロシア語、アラビア語、トルコ語など18ヶ国語を自由自在に操ったといわれるハインリッヒ・シュリーマンは自書でもこのように書かれています。
私はあらゆる言語の習得を容易にする一方法を発見した。このかんたんな方法とはまずつぎのことにある。非常に多く音読すること、決して翻訳しないこと、毎日一時間をあてること、常に興味のある対象について作文を書くこと、それを教師の指導によって修正すること、前日直されたものを暗記して、つぎの時間に暗誦すること(略)私はこのような方法をなんぴとにも推薦する。このようにして私は半か年の間に英語の基礎的知識をわがものにすることができた。つぎに私は同じ方法をフランス語の勉強にも適用して、つぎの六ヶ月でそれに熟達した。(略)この不休の猛勉強によって1年間に私の記憶力は強くなり、オランダ語、スペイン語、イタリア語、およびポルトガル語の習得が非常に容易になった。 「古代への情熱 シュリーマン自伝P25

■だから、皆さんはこのような愚行は決して犯さないでください。


※ちなみに、ハリーポッターの教材は語学学習に使えないのか?・・・というと全くそんなことはありません。後述するように、ハリーポッターのCDを利用してリスニングを中心に勉強するならばハリーポッターは強力なツールになりえます。ハリー・ポッターで多国語学習について参照。


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