独学派データベース >> 学問・受験 >> 「英語⇔英語」 >> 2:語学学習(英語)の基本はリスニングにあった!


2-6:翻訳型英語勉強法と「返り読み」


■Xさんに、大学受験英語について話を聞いたときのことです。

「大学受験で定番の翻訳型英語勉強法(×)で、返り読み勉強法(×)をしていては頭で英語を日本語として理解(×)していることになります。そうすると英語を英語のまま理解(○)していることになりません。英語を英語のまま理解しないということは、頭の中でいちいち英語⇔日本語の翻訳作業(×)が行われているので、処理に時間がかかり、しあも英単語を日本語に訳せないと意味もわからないので文章を理解するのも難しくなり、絶対に受験程度のレベルを超えられません。たぶんTOEICで高得点をと角も難しいでしょう。まして、外国人とコミュニケーションをとるような生きた英語の習得は無理ですよ」

と言われました。要するに

返り読み勉強法では生の英語を英語のまま理解することが出来ないので、スムーズなコミュニケーションは不可能だし、TOEICで高得点をとるのも難しい

と断言されたのです。

■つまり、生の会話やTOEICテストでで、いちいち

1:相手の言った英語を頭の中で返り読みしながら日本語に訳す
2:訳した日本語を理解する
3:それに応答する日本語を頭の中で考える
4:頭の中でその考えた日本語を英語に訳す
5:訳した英語を話す

こんなことをしていては、とてもまともな会話はできないし、すべて英語で行われるTOEICテストは難しいということなのです。


■たしかにそれはそのとおりでしょう。このような大変な作業を一瞬でこなしながら会話をするというのはとても難しいし、TOEIC990点取るような人でも時間に追われるTOEICテストで高得点を取ることは難しいものです。


■また、入試のために英語を勉強しようとする私に対して

「所詮大学受験受験のためだけの英語なんて受験以外では使えない(×)から、初めから英語を英語として理解(○)していたほうが後々楽だよ」

といっていました。だから受験のための英語勉強をするのではなくその後も役に立つ英語の勉強法をしたほうがいいよとのことでした。そのためにリスニングから入るといいよ・・・と教えられたのです。


■なるほど、そういわれるとそうだなあと感じました。だから英文法が欧米人以上に出来ても、英会話はさっぱりという大学教授なんてぞろぞろいるのです。聞いているうちに、なるほどなるほどと思うようなことがたくさんありました。さらに、このようなこともおっしゃっていました。

外国人は2・3年も勉強すれば外国語を理解してしゃべれるようになる(○)のに、日本人は中学から習って大学まで8〜10年以上も勉強しているのにさっぱりしゃべれるようにならない(×)でしょう?不思議だと思いませんか?

・・・なるほど言われてみれば全くその通りです。外国に行くとよく日本人はこのようにバカにされるそうです。


■外国人は2〜3年で他言語を習得できるのに、なぜ日本人はその何倍もの時間を使っているのに英語さえしゃべれるようにならないのか。まったく不思議です。日本人の脳は特殊なのでしょうか?いや、そうではないようです。要するに日本人のやっている英語勉強法は間違っていたのです。


■つまりXさんがいいたい事は

「英語を聞いて、返り読みして日本語に訳すような方法(×)、または英語を頭の中で日本語に訳して理解する方法(×)ではなく英語を英語のまま聞いて理解し、しかもそのままの語順で理解するような勉強法が一番効率がよく無駄が少なく実践的(○)なのですよ!」

というのです。やはり出来る人というのは皆同じことに気づいているのです。


■なぜ日本の教育者はそのような教育をしないのでしょうか?まさか文部科学省の頭のいい役人がそれに気づいていないわけがないと思います。しかし、いまだに日本の教育では誤った英語教育がされているのが現状なのです。まったく驚くべきことです。


■結局のところ大学入試の英語は暗記力テスト、英語ではなく日本語ができるかという試験であったわけです。私は英語が大の苦手で、学校で教わった方法では完全に受験界から取り残されてしまい、英語が嫌いになってしまいました。そして英語が嫌いなので余計に出来るようにならなかったのです。

■中学以来、学校の先生は、英語は日本語に訳したり、返り読みしたり、文章を暗記するものだとおしえ、私はれをずっと正しい勉強法だと思っていたので修正する余地もありませんでした。いままでの英語勉強法は間違いだったのです。Xさんの勉強法を聞いて私のいままでの英語勉強法の概念はことごとく覆されたのでした。


次のページでは日本の「文法」詰め込み教育について書いてみます

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