独学派データベース >> 学問・受験 >> 「英語⇔英語」 >> 3:『英語⇔英語』の脳神経回路構築する英語学習法


3:リスニングで『英語⇔英語』
(英語を英語のまま理解)
の脳神経回路構築する英語学習法


3-1:『日本語⇔英語』を
リスニング勉強法で『英語⇔英語』へ


■これは誰でも知っていることでありますが、日本語と英語の語順の構造は同一ではありません。日本語と韓国語ならば言葉の順が同じなので単語さえ覚えれば同じ脳内の神経回路を使って話せばいいのですが、しかし英語は語順が異なるので英語を日本として理解(×)するには語順の注意が必要となります。


■例えば「私はテニスをします」という場合英語では「I play tennis.」となります。つまり、脳の中でこのような処理が行われます。

日本語の原文 私は テニスを します
日本語を頭の中で1個1個
英語に翻訳する
I tennis play
正しい英語の順に並べる
初めて通じる英語となる I play tennis

つまり、

「英語⇔日本」 というように、頭の中で翻訳処理(×)が行わるような学習方法

がとられるのです。日本語と英語は語順が異なるので、それを克服するために脳の中で翻訳処理(×)が行われていたのです。その典型的方法が返り読みです。


■たとえば次のような文章

Junichiro Koizumi is a Japanese politician who served as Prime Minister of Japan from 2001 to 2006.

このば場合、返り読みで読むと

@Junichiro Koizumi Bis a Japanese politician Awho served as Prime Minister of Japan from 2001 to 2006.(×)

@「Junichiro Koizumi 」まで読んだ後、A「who」以下を読んでBそのあと「is」に戻って「is a Japanese politician」というような方法で読むような方法でした(×)。


■しかし、この方法が明らかにおかしいということに気づきませんか?普通の会話では英語は順に話されます、いちいち関係代名詞以下を聞いてまた最初に戻ってというような方法で英語は聞かないはずです。仮にそのような方法でやっていたら、間違いなく会話が続きまえん。ところがそのような明らかに変な前にいったりきたりというような返り読み学習方法が学校の英語教育では行われているのです。


■さらに、この返り読み学習方法は問題があります。脳の中で翻訳型英語勉強法(×)を繰り返していると、英語⇔日本語の脳の神経回路が強固に構築されてしまう(×)のです。そうすると、どうなるのでしょうか。


■外国人とコミュニケーションをとるときは、ほぼ一瞬で外国人の話している言語を理解し、それに反応しなければなりません。ところが、この脳の中で翻訳型英語勉強法(×)を繰り返している人は、脳の中で翻訳処理を行わなければならないので瞬時に相手の言葉を理解することが困難となり、コミュニケーションが成り立たなくなってしまうのです。詳しくは後述しています

「東大生は莫迦になったか 知的亡国論+現代教養論」 立花隆の抜粋

をご覧ください。
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■では、外国人とコミュニケーションを瞬時に行うにはどうしたらいいでしょうか。それは、脳の中で翻訳型英語勉強法(×)をしないことに限ります。脳の中で翻訳型英語勉強法をすればするほどその部分の脳の神経回路が強固に構築されてしまうのですから、そういう勉強法はとってはならないと言うことになります。


■つまり英語を頭から読んで返り読みせずにそのまま英語として理解する、つまり『英語⇔英語』が本来の正しい英語の読み方(○)ということになりますのです。


■これは私の思いつきのように思われるかもしれませんが、実はそうではありません。そういうことがかいてある本が実はあるのです。その本の題名は

「科学的な外国語学習法―日本人のための最も効率のよい学び方」

というものです。現代の暗記中心・翻訳中心の語学教育から考えると画期的な外国語勉強法の本なのですが、そこにこのようなことが書かれていました。

「正しい外国語勉強法は、外国語を聞いてそのまま外国語として理解することであって、
そのために外国語を外国語として理解する「脳の神経回路」を作り上げるような勉強法をとることが大事」

というようなことが強調されています。単純なようですがこの神経回路が一度出来上がってしまうと修正するのはものすごく大変らしいのです。これが英語が出来なくなる原因、致命的欠陥なのです。そしてさらに、こういうことが書いてあります。

「日本でよく行われているような英語を頭の中で日本語に翻訳(×)しなおして理解する勉強法は、英語を日本語として理解するための「脳の神経回路」を使っている(×)のでそれではいっこうに英語を英語として習得することは出来ず、その方法は誤った勉強法であり、英語を頭の中で日本語に翻訳する勉強法は"最悪の勉強法"である」

■日本の学校教育で行われている英語勉強法、英文読解を重視して行われるので、長年の誤った教育の慣れのため必然的に翻訳処理を頭の中で行ってしまい(×)、しかも、返り読み勉強になってしまう(×)のです。そうするといつまでたっても英語⇔日本語の脳の神経回路を使ってしまって、その神経回路がますます強く結合(×)するようになって、翻訳型英語勉強から抜け出せなくなってしまいます。英語ではなくジャパリッシュ(JapalishまたはEngrish)どまりとなってしまうのです。


■「大切なのは英語を英語として習得ようになる事である」・・・つまり、英語を英語として理解する「脳の神経回路」を作り上げるような勉強法をとる事が大事なのですが、そのためには、英語を頭から読んで返り読みせずにそのまま英語として理解する本来の正しい英語勉強法(○)をとらなければなりません。


■そのためにその方法として一番正しいのがリスニングなのです。なぜなら、リスニングで勉強するときは、本を読んで勉強するときとは違い、返り読みをしている暇がありません(○)。どんどん音声は流れていきますから、否が応でもネイディブが話す英語⇔英語という正しい語順のまま学習せざるを得なくなる(○)のです。そこにリスニングの効用があります。


■つまり、英語を英語として理解する勉強法に最も適しているのがリスニングということになのです。ちなみに、後述しています

「TOEIC最強の学習法」 池田和弘 (日本実業出版社)の抜粋

にもリスニングの重要性が説明されています。

■ちなみに、どうやら英語が出来る人、あるいは外国における外国語学習法ではこのリスニングで行う方法が当たり前ようです。


次は「英語⇔日本語」が重宝された明治時代のお話です


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