独学派データベース >> 学問・受験 >> 「英語⇔英語」 >> 3:『英語⇔英語』の脳神経回路構築する英語学習法


3-2:『日本語⇔英語』の翻訳型英語勉強法は
明治時代の「遺物」


■さて、語学習得の基本中の基本はリスニングにあったということはわかったのですが、なぜ日本ではそういう英語教育がなされていないのでしょうか。少し時代をさかのぼってみましょう。


■日本今現在行われている英語の勉強法は、英語を日本語に翻訳して学習する
『日本語⇔英語』の翻訳型英語教育
です。皆さんはこの英語教育はいつくらいからできたと思いますか?実は
明治時代にできた勉強法
なのです。なぜこのような勉強法を日本が取り入れたかはご存知でしょうか?


■実は幕末〜明治時代、日本は西洋にあらゆる面で遅れをとっていたので、近代化するために西洋に追いつくには西洋の知識を取り入れるほかになかったのです。そのために何百人ももお雇い外国人を日本に呼んできたり、国費で何百人もの留学生を大量に送り出したりしたのです。


■しかしそれにはたくさんのお金がかかります。例えば、お雇い外国人は一流の人を呼んだので、超高給で、そのなかでも高給の人は当時右大臣岩倉具視並だったそうです。しかも宿泊費や食事代やセキュリティ代等さらに費用がかかります。また、留学生を1年留学させるのに当時のお金で25万円、文部省支出総額の約18%にも上ったそうです(比較教育制度論:新井男・二宮皓 P19より)


■そこで、西洋の知識を取り入れるために行われたもうひとつの方法が西洋の政治・法律・文化・教育、各種さまざまな分野の
文献を日本語に翻訳する作業
だったのです。これは、西洋の言語さえ翻訳する技術を身につけたらあとは翻訳するだけですからかなり安上がり(外国の文献代と翻訳の技術習得のための資本投下だけですむ)です。


■ところが時代は変わり、日本は世界に並ぶ大国のひとつとなり、明治時代のように西洋の文化を国を挙げて取り入れる必要もなくなったわけです。その結果、お雇い外国人も国費での留学生も現在は必要ないのでなくなったわけです。


■ところが、相変わらず残っているものがあるのです。それが『日本語⇔英語』の翻訳型外国語教育と言うわけなのです。


■今の時代は、外国の文献を日本に取り入れるための翻訳型勉強法を学校教育に取り入れる必要はほとんどなく(翻訳家がやればいいだけ)、むしろ国際化の時代ですから、外国人と直接メールをしたり会話をしたりするための英語能力を身につけるための英語教育が行われるべきなのです。しかし、現実はいまだに翻訳型英語教育のままなのです。


■と言うわけで、
『日本語⇔英語』の翻訳型英語勉強法は明治時代の「遺物」(×)
なのです。


■以上のことからも、
英語の習得のためにはリスニング『英語⇔英語』(英語をそのまま英語として理解する勉強法)が大事である(○)
と言うことがわかります。


次は、どんなリスニング教材が最強なのか、最強のリスニング教材はとはなにか?

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